今回は岡山県の南部に位置する倉敷市児島の由加山にある由加神社本宮。全国的にも厄落としで有名な神社です。
ここではどんな厄落としや厄払いなのかをみなさんにご紹介します。
由加神社本宮ってどんなところ?
全国に五十二の分社を持つ由加神社の本宮日本三大権現の一つ。厄除けの総本山で知られている「由加山 由加神社本宮」は二千有余年の歴史と共に、境内には岡山県指定建造物もあります。
また、『ゆがさん・こんぴらさん両参り』と言われ、この2つをお参りするとご利益が更に頂ける『両参り』の風習も有名。今も全国から沢山の人が来ています。
そして、ここには日本一の備前焼大鳥居・備前焼の獅子もあるんですよ。
由加神社本宮の厄落としのパワースポットは?
1、厄除け石段
表参道から、3か所に「厄除け石段」は分かれてあります。
この石段に一段ずつお金を置き、祈願をするようになっています。なので三十三段は33枚、四十二段は42枚、六十一段は61枚の小銭を用意しておきましょう。
初めに見えるのが「表参道厄除け石段」、
更に進み、両神鳥居の手前が「三十三厄除け石段」、
両神鳥居の奥に「六十一厄除け石段」があります。
「満願」と書かれた石まで登り切ると、そこで祈願完了。
2、パワースポット「厄ばし」
本宮のすぐ目の前にある石橋が「厄ばし」。
この橋の上に落ちている厄を踏んでもOK、避けて通ってもOK。厄を落とすぞ!という気持ちを込めて渡る事が大事と言われています。
私はちなみに一つずつ踏んで歩きました!
3、厄玉の儀 ストレス発散も!
厄玉の儀(やくだまのぎ)という厄落としです。
「厄玉」を購入し、拝殿の左側の「厄玉の儀納め所」へ行きます。
厄玉は「厄」の字が彫られた陶器の球。穴が一つ空いているので、そこへ息を吹きかけます!
息と共に、厄や災いを玉の中に封じ込めるそうです。
そしてそれを、大きく「厄」と書かれた所へと思い切り投げる!!
厄の字に玉がぶつかり、粉々に・・・
こうする事で、厄除けになるんですって!
これは厄除けとストレス解消が同時に出来る何とも面白い儀式ですよね!
私も投げつけた後、何だかスカッと!スッキリした気持ちになりました。
日本一!迫力満点の備前焼の大鳥居と獅子
こちらの入り口に、備前焼の鳥居が建てられています。
これは備前焼の鳥居としては日本一の大きさだそうです(明治27年(1894年)に奉納)
そして両サイドには、狛犬ではなくて備前焼で作られた獅子が。
元々、親子の獅子で足元に子獅子が居たそうですが、昭和の時代に子どもだけ盗難にあい、今現在の状態はこのようになっているとのこと。
いつかは親子の再会が叶うといいなあ・・・とふと思ってしまいました。
それにしても全部焼き物で作られているなんて、それだけでものすごいパワーをもらえそうじゃないですか^^?
由加山の名物
由加山のあんころ餅
こちらへ訪れたら、ぜひ買って帰りたいお土産があんころ餅(600円)です。
江戸時代から名物として、愛されてきました。
昔は歩きでの参拝、疲れた体には甘いものが良い!ということで、この甘味が食べられるようになったそう。
かつては、たくさんのお店が並んでいたようですが、今現在は2店のみになっています・・・
そのうちの1店が、境内にありました。お守りとかの販売所のところに売っていましたよ。
せっかく来たので、ぜひ参拝後に甘いスイーツを食べに立ち寄って見てください^^
もちろん、お持ち帰りもできますよ!
岡山県下唯一の「推命おみくじ」
こちらのおみくじは本宮より東側・総本殿にある岡山県で唯一の生年月日の「推命おみくじ」です。
それぞれ個人の誕生日のおみくじとなるのでなかなか新鮮ですよね。
初めてしたのですが、内容は・・・・まさに!!という感じでした^^
こちらは結んで帰るのではなく、持ち帰るタイプのおみくじとなります。
由加神社本宮の基本情報
住所:〒711-0901 岡山県倉敷市児島由加2852番地
開館時間:受付 8:30~16:30 (参拝は自由)
電話:086-477-3001
アクセス:(車)瀬戸中央自動車道児島ICから約20分、瀬戸中央自動車道水島ICより約20分、(公共)JR児島駅から由加山行きバス約25分、終点下車、徒歩約7分
駐車場: 普通車300台(第1、第2駐車場を両方合わせての台数)
参道入口のすぐ近くに第一駐車場、車で1分ほど下った交差点横のところに第2駐車場があります。
URL:由加神社公式サイト
まとめ
岡山県下でも厄落としで有名な由加神社本宮。
厄除け階段、厄玉の儀や厄ばしなど少し他とは違う変わった面白い「厄落とし」ができる神社。
もちろん、他にも弁財天・縁結び・学業合格などの祈願もすることが出来ます。
本殿の裏にはちょっとしたトレッキングもでき、気分転換にもオススメです。
山の中にあり、静かな空間の中でしっかりと厄払いがしたい!!という方はぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?