最上稲荷山妙教寺(さいじょういなりみょうきょうじ)とは?
岡山の北区にあり、日本三大稲荷の一つで正式名称は「高松最上稲荷山妙教寺」として知られています。
少し不思議ですが・・・ここは”神仏集合形態”が許された貴重な霊地です!
その証拠に本来はお寺にはなく、神社にのみある鳥居があります。
また県内屈指のスポットで、全国で珍しい縁切りと縁結びの両方の神様が祀られています。
本尊の「最上位経王大菩薩」は、商売繁盛や開運など多くの福徳をそなえ、脇神として水の神さま「八大龍王尊」、開運を招く「三面大黒尊天」が一緒に祀られていることから、最上三神と呼ばれています。
今回はこちらの「両参り」の方法などを皆さんにご紹介していきます。
最上稲荷の『両参り』
縁の末社(えんのまっしゃ)
最正位縁引天王(さいしょういえんびきてんのう)と最正位離別天王(さいしょういりべつてんのう)の両方をお祀りしているエリアがこの縁の末社。
*最正位縁引天王とは、男女の縁だけではなく仕事・学業など様々な復縁を結んでくださる天王。
*最正位離別天王(登録有形文化財)は、人間関係に限らず、病気や悪癖等の悪縁を絶ってくださる天王。
こちらで「両参り」を行うようになります。
「両参り」のやり方とは?
縁切り祈願
1 奉納品授与所で「縁切札」を授かります。
2 「最正位離別天王」にお参りをする(ここで自分が縁を切りたいと思っていることを願います)
3 「縁切り撫で石」にお参りします。
(縁切り札を両手で持って、縁切り撫で石の正面に立ち悪縁退散を念じながら、縁切り撫で石の周りを時計回りで一周した後、縁切り札を二つに割り、右手で縁切りなで石に願いを撫でつけます。)
4 「縁切り札」を奉納所に納めます。
5 「最正位縁引天王」にお参りします。(両天王にお参りをすることによって悪い縁を切って良い縁を引き寄せる)
6 「白潜り鳥居」を潜って終了。
良縁・縁結び祈願
1 奉納品授与所で「縁結絵馬」を授かります。
2 「最正位離別天王」にお参りをする。(先ずは悪い縁を断ち切るようにお願いをする)
3 「最正位縁引天王」にお参りをする。(良縁・縁結・恋愛成就が叶うようにお願いをする。両天王にお参りをすることによって悪い縁を切って良い縁を引き寄せます)
4 「良縁撫で石」にお参りをする。
(縁結び絵馬を両手で持って、良縁撫で石の正面に立ち良縁成就を念じながら、良縁撫で石の周りを反時計回りで一周した後、縁切り札を二つに割り、左手で良縁なで石に願いを撫でつける。)
5 「縁結絵馬」を絵馬奉納所へ納める。
6 「赤潜り鳥居」を潜って終了。
❤️更に縁を引くには良縁みくじ奉納所にておみくじを引いてみてくださいね
毎月7日に両縁参りの体験
毎月7日に、体験ができるそうですよ!
日時:毎月7日(1月を除く)11:00〜 受付は10:30より)
集合場所:縁の末社前
奉納料:一人/900円以上
【含まれるもの】
縁切札奉納料 300円以上
縁結絵馬奉納料 600円以上
ご僧侶に祈願していただいた後、正式な参拝の方法を案内してくれます。(縁結絵馬・縁切札をご奉納してください)
参拝後は縁についての有難いお話と茶菓のご接待もあり、帰る時には特別な「縁御守」をいただけます。
特別感が増しましで、より良いご縁に恵まれそうですよね^^
最上稲荷のお守り・絵馬
縁切や良縁にちなんだ可愛らしい絵馬やお守りも、もちろんあります!
おまけ
特別公開!龍のふすま絵「雲龍図』
今回特別公開が始まった水をつかさどる龍を墨で描いたふすま絵「雲龍図」(作:墨絵・水彩アーティストのOHGUSHIさん)
こちらは海外の国際広告賞では二冠を達成するなど国内外で高い評価を受けており、なんと6年もの歳月をかけて完成された作品なんだそうです。
「雲龍図」は水をつかさどる八大龍王尊を8面のふすまを使って水墨画や水彩画の技法を用いて躍動感あふれた絵となっています!
6月29日から7月20日まで見ることが出来るので、この時期だけ鑑賞できるふすま絵を見に訪れてみてもいいですね!
最上稲荷の基本情報
住所:岡山県岡山市北区高松稲荷712
電話番号:086-287-3700
公式サイト:最上稲荷山妙教寺
時間:5:30〜16:30
アクセス(車):岡山自動車道岡山総社ICから約10分
(公共):JR備中高松駅からタクシー約5分
駐車場:普通車5000台あり。周辺に民間の駐車場を利用。(平日は無料、それ以外は都度300円)
最上稲荷のまとめ
岡山市北区に位置する参道にある、とてつもなく大きな鳥居が目印の「最上稲荷妙教寺」。
お稲荷さんといえばやはり商売繁盛の神様が浮かびますが、こちらは全国的にもとても珍しい縁切りと縁結びの両方ができる「両縁参り」でも有名な場所となっています。
毎月7日には「縁参りの体験会」も行われています。(予約制)
また、今は特別公開となっている「龍のふすま絵」も見ることができるので、この機会に龍の大迫力の絵と共に素敵な縁を更にググッと舞い込ませるのにぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?