【吉備津彦神社とは?】
桃太郎のモデルとなった吉備津彦命(キビツヒコノミコト)を祭っており、伝統的な神社建築の建物と沢山の木々のある景観はとてもパワーを感じられる神社です。
本殿は県指定の重要文化財にも指定されており、境内には他にも市指定の重要文化財がいくつかあります。また、神社には温羅(うら)=鬼)を祀っている社や子宝、商売にまつわる社など合計23もの神様を祀る社の有名な神社なんです。
23の神様がいるなんてそれだけですごいですよね!
今回はそんな神様たちがいる「吉備津彦神社」についてご紹介します。
吉備津神社と吉備津彦神社の違いは?
《2つの神社の違いとは?》
元は、吉備氏一族の神を祀る神社でしたが、吉備国から、備前・備中に分かれた際に、それぞれの国に建てられました。
この二つの神社の間に、岡山県南を二分した、備前と備中の境があるわけです。
なので桃太郎伝説もそれぞれの神社に残っているというわけらしい。
備中:吉備津神社(岡山市北区吉備津)
備前:吉備津彦神社(岡山市北区一宮)
今回、私も謎が解けてスッキリしました!!
吉備津彦神社は吉備津神社より規模が小さいけども、ほとんど平面で広く見え、たいへん美しい神社なんです。
神が降りる山として崇拝されたパワースポット
古代より神の山として崇拝された“吉備の中山”は神が降りる場所とされていて、パワースポットとしてもよく知られています。
夏至の日には、朝日が鳥居の真正面から昇るので別名“朝日の宮”とも呼ばれています。
つまり!!参道が夏至の日の太陽の道になっているんです^^
一度、この神々しいであろう太陽の道を見に来たいですよね。
また、鳥居の左右にある大きな狛犬は、約140㎝で備前焼で作られています。
これは県内トップレベルの大きさなんですって^^
【吉備津彦神社の見どころ5選】
1、随神門(ずいじんもん)–市指定重要文化財-
池田綱政が10年(1697年)に造営したもの。
2、吉備津彦神社の大燈籠
随神門の下を歩いていくと見えるのが大燈籠です。
六段の大基礎の上に燈籠があり、
その大きさは「高さ11.5m、土台の大きさ8畳という日本一大きな石燈籠」です!
3、吉備津彦神社の本殿 -県指定重要文化財-
(正面)
(一番奥・本殿)
他にはない、形式で上から見ると「エ」の字型をしていて、一重の桧皮葺・二棟の千鳥破風を持つ入母屋屋根を連結し一つの屋根にまとめた構造です。
何だか奥まった所に本殿があり、神聖な雰囲気感がすごかったです。
4、温羅(うら)神社
本殿から少し離れた場所にあるのが温羅神社です。
温羅(うら)とは、桃太郎伝説における鬼のモデル。
ご祭神のライバルが同じ敷地内に祀られる理由は、
物語上は桃太郎である吉備津彦命と戦った温羅ですがその後、吉備津彦命の従者になり多くの功績を残したので、こうして温羅が祀られているとのことです。
5、子安(こやす)神社 -市指定重要文化財-
子安神社は古来、縁結び、子授け、安産、育児の神様として広く知られ、全国から多くの人がお参りにきます。
また、子安神社の周りに自生している蕨(ワラビ)を夫婦で食べると子宝に恵まれるという伝承があるそうで、わらびの季節には、たくさんの子宝を願う参拝者が来るそうですよ。
【桃のおみくじ・絵馬・お守り】
桃太郎伝説にぴったりの桃にちなんだおみくじ、絵馬、お守りなども色々な種類があってとても可愛らしいものがいっぱい!
白桃みくじ
桃の絵馬
開運厄除け白桃守り
吉備津彦神社の基本情報
住所:〒701-1211 岡山県岡山市北区一宮1043
電話番号:086-284-0031
祈祷受付:9時~16時まで
授与所受付時間:8時半~17時
開門・閉門時間(境内・駐車場):AM6時〜PM6時
公式サイト:吉備津彦神社公式サイト
交通アクセス
(車):岡山総社ICから車で15分、岡山ICから車で15分
(公共):JR備前一宮駅から徒歩約3分
駐車場:
普通車100台(砂利の駐車場)
まとめ
桃太郎伝説の発祥の地となっている吉備津彦神社は吉備津神社の分社で、またその桃太郎が退治した鬼(温羅)もその後に様々な貢献をしたということで境内に祀られているというこの吉備津彦神社。
自然豊かな境内の中にはお社が23もあり、色々なパワーを感じられる場所となっています。
ぜひこの機会に訪れてみてはいかがでしょうか?