【5選】岡山・藤田神社の見どころまとめ!出雲大社と伊勢神宮の神様がいるとは?

藤田神社とは?

藤田神社は、伊勢神宮・出雲大社の両方の神様をお祀りする国内でも珍しい神社です。

明治時代、当時の政財界の偉人の「藤田傳三郎」という人によって児島湾干拓事業の成就、干拓地の鎮魂や地域住人の民福を願いとして『児島湾神社』として創建され180年の歴史のある神社となっています。

周囲は田園の風景が広がっており、木々の緑にも囲まれているこの神社は一歩中に入ると凛とした気持ちにさせてくれます。

この神社では、季節ごとの彩り鮮やかなお花を使った「花手水」が行われていたり、これまた季節ごとに変わる御朱印を授けていただけるという、近年人知れず徐々に注目度が上がっている神社となっています。

御利益は五穀豊穣・縁結び・病気平癒などです。

今回はそんな「藤田神社」のおすすめの見どころをみなさんにご紹介していきたいと思います^^

藤田神社の見どころ!

藤田神社は創建時に「伊勢神宮」より”天津神”、「出雲大社」より”国津神”を御分霊していただいているので、両神様が祀られているというわけです。

1、本殿の千木(ちぎ)-伊勢神宮-

 大棟の両端にすえられた神社建築のシンボルとなっているもの。

「外削ぎ」は先端を地面に対して垂直に削る様式であり、これは男性の神様を祀る場合の様式とです。

藤田神社の本殿の千木は、御分霊していただいた伊勢神宮外宮にならって外削ぎになっています。

2、拝殿の千木(ちぎ)-出雲大社-

一般的に拝殿には千木はないが、藤田神社は出雲大社と伊勢神宮の両方がら御分霊をされているので、出雲大社にならい「内削ぎ」の千木が拝殿に設置された。

「内削ぎ」とはを地面に対して平行に削る様式のことを言います。こちらは女性の神様を祀っている場合に用いらてれる様式です。

3、龍神手水舎

神社へと参拝する橋を渡って見えてくるのが、こちらにある「水口の龍神の彫刻」。

これはなんと県下でも最大級と言われている大きさなんです!

どーん!と迫力があるけれども少し丸みを帯びたシルエットがなんだか愛らしさを感じますよね^^

この龍神は干拓地であったここで真水が不足して苦しめられていたそう。そこで水の神様(龍神様)をと奉納された・・・と。

この龍神の手水舎のどこかには「天・地・人」を表す「龍の玉」が隠されていて、見つければ夢が叶うと言われています。

私は2つまでは見つけれたのですがラスト1つがどこにあるかわからず・・・断念しました。なかなか難しかったですよ笑。

4、御朱印・御守り

(御朱印)

藤田神社では季節などで描かれるものが違うのと、手書きのイラストがなんとも趣を感じられる御朱印となっています。

(1月)

新春にはその年の干支が描かれたものや2月には雪をあしらったものなど・・・

中には珍しい写真の御朱印などもあり、行くたびに変わる御朱印はつい集めてしまいたくなりますよ^^

こちらは少し見えにくいですが、境内の写真に宮司の書を乗せている御朱印となっています。

オリジナル溢れる御朱印がなかなかユニークですよね!

(御守り)-えにしむすび-

えにしむすびという御守りは素材は畳縁(たたみぶち)=岡山ブランドで作られており、

藤田神社の「新嘗祭」に誕生した”縁結びの御守り”となります。

四本の畳縁(エン)を 合わせて結い上げて
四 合わせ……しあわせ 縁 結び

という意味合いの込められた御守りとなります。

こちらはブレスレットとして肌身につけたり鞄チャームとしていつも身近に身につけることができるんだそうです!

通常の御守りとは少し違って身につけやすいデザインですよね^^

この神社でしか購入をすることができないものとなっているし、カラーバリエーションもあるのでお気に入りの一つを見つけてみては?

もちろんその他にも各種御守りはあるのでご安心ください。

5、彩り鮮やかな花手水

藤田神社ではフラワーアーティストの方が「龍神の手水舎」に季節ごとのお花を彩り鮮やかにしてくれるそう!

今回行った時には紫陽花やひまわりなどが可愛らしく浮かんでおり、見えた時には思わず「わぁ」と感嘆の声が上がるほど。

思わずすぐにカメラを出して、写真を撮っていました。

毎月どんなお花が見られるのか楽しみですよね。

おまけ

藤田神社の裏の赤鳥居の横には「健康歩道」と言われる足ツボの道が設置されています。

なかなかする人も少ないとは思いますが、あればちょっとやりたくなりますよね笑

神社の境内にこんな小道を作るなんて面白いですよね!

藤田神社の行事

春季例大祭

日時:2023年 5月4日・5日

新しく芽吹いた地域農産物がしっかりと育ち収穫がたくさん出来ますようにとの一年の五穀豊穣を祈願する春のお祭り。境内にはたくさんの露店が並び、ステージでは地域の方々が演舞や演奏を神様に奉納し、賑やかな日となります。

夏祭り(茅の輪くぐり)

日時:7月の第3土曜日

農作物が無事に育つことを祈り、住民の無病息災を願って行われる藤田神社の夏祭り。

境内には「茅の輪(ちのわ)」が設置されており、参拝者は輪をくぐって病魔を祓います。

また半年間の穢れを「人形(ひとがた)」にうつしてもう残り半年の健康を祈願し、お焚き上げをしてくれます。

以前私もしてもらったのですが、露店や拝殿のすぐ近くに設置されている場所でしてくれるので、気軽にしていただくことができて良かったです。

秋季例大祭

日時:10月第2土・日曜日

「収穫の秋」に感謝する秋祭りは、豊作を祈願した春のお祭りと対の関係となっているそうです。

秋は神様もみんなと一緒にお祭りを楽しむと考えられてるみたいですよ。

その為、おもてなしのためにお供えをし、踊りや音楽などを神様に奉納をしています。

藤田神社では秋には地元の子どもたちがお神輿をみんなで担いでとても賑やかに地域を練り歩いています。

境内には春や夏と同じように露店がたくさん並び、舞台では地域の方々が演舞や演奏をされるそうですよ。

藤田神社の基本情報

住所:〒701-0221 岡山県岡山市南区藤田509-3

TEL:086-296-8073

交通アクセスアクセス:
・両備バス 渋川三丁目行き「興陽高校」停留所徒歩約15分
・JR瀬戸大橋線「妹尾」駅より車で約5分

公式HP:藤田神社

受付時間:平日9時~15時
土日祝9時〜16時
*境内の拝観は自由となっています。

駐車場:無料駐車場あり(本殿向かって左奥と神社の道を挟んだ正面)

*インスタグラムやFBもあります。

藤田神社のまとめ

藤田傳三郎により、湾だったこの土地を干拓地にし、その干拓地の守護や永幸のために創建されたこの藤田神社。

この周囲は稲作が盛んに行われていることもあり、田園風景も季節ごとに表情を変えていくので神社へ行く道中ものどかな雰囲気を味わうとこができます。

こじんまりとしていますが御朱印や花手水舎など時期ごとに変わり、何度訪れても新しい出会いのあるそんな神社となっています。

この機会にぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?







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