田倉牛神社(たくらうしがみしゃ)とは?
今回は、岡山県備前市にあるこちらは江戸時代に農業盛んにしたいという目的として牛を飼うことを奨励した事で、牛の健康を祈願する神社になったそうです。
境内の様々な場所に備前焼の牛像が奉納されているめずしい神社です。
御祭神:お牛様(牛頭天王 ゴズテンノウ)
御利益:五穀豊穣、交通安全、縁結び
なんと!田倉牛神社には常駐の神主さんなどはいません。
管理は村の人達で協力して行われているそうですよ^^
田倉牛神社の神様と、牛像を奉納する意味とは?
田倉牛神社の神様とは
こちらの神様は、お牛様として地域の人に昔から親しまれ、「牛頭天王(ごずてんのう)」という神様としてお祀りをしていた。
明治時代、神仏分離令が出される前には、牛頭天王はスサノオノミコトの本来の姿と考えられ、その後に疫病や天変地異など厄除けの神様としてここに祀られたという事です。
なぜ子牛の焼き物を奉納するの?
それは、江戸時代に岡山藩が農業が発展するようにと、農家に牛を飼うように勧め、各々の村に一カ所ずつ、神様をお祀りする祠(ほこら)を作った事が初めとされている。
トラクター等がこの時代はまだなく、牛の健康は農耕作業に大きく影響を与えるものだったので、村民達は神社で祈願していました。
そうしているうちに徐々に”農耕の神”として信仰が集まり、備前焼の牛を奉納し始めたそうです。
現在では20〜30万体あるようですよ!
田倉牛神社の正しい参拝の方法とは?
子牛像をただ奉納するだけなく、先にお供えされている子牛像を一体を持ち帰るというのが参拝方法です。また、成就した際には、持ち帰った子牛像と新しく購入した子牛像とを一緒にしてお供えをするそうです。
参拝の手順
①授与所で新しい子牛像を購入する。(奉納料:1000円 (子牛像¥950、お線香とろうそく¥50))
②既に奉納されている子牛像と交換する。
③成就した時には御礼に再度行き持って帰った子牛像と、新しい子牛像を一緒に奉納する。
(最近では新しい子牛像を持ち帰ってもOKとされています。それにもしも子牛像にビビッと来た時にはずっと側に置いておいても大丈夫とのことです。)
、、、なかなか変わってますよね。
私は奉納されている子牛像から選んだのですが、一体ずつ表情も体つきも違うのでどれにしようかとても悩むんです!選ぶのに10〜20分程悩んでしまいました。
願いが本当に叶った時には、我が家にいる子牛像をまたこの神社に連れ帰ってあげたいなーと思って日々過ごしています。
田倉牛神社を訪れた際には購入した牛像を奉納してみてくださいね。
田倉牛神社には御朱印はあるの?
子牛像を購入する場所(授与所)で拝受できます。
しかもなんと、自分で判子押す御朱印(¥300)となり、これもまたあまり見られないスタイルですよね。
どのように押すか悩ましいところですが、そこは大丈夫!
きちんと授与所の方が教えてくださいます^ ^
他にも様々な牛アイテムや動物に関するグッズも販売されていて、ほっこりとした気持ちになる物ばかりですよ。
アクセス方法は?
住所:備前市吉永町福満994-1
電話番号:0869-84-2998
駐車場:無料あり(JR山陽本線の線路沿い)
アクセス:JR山陽本線吉永駅より車で約10分、歩いて約30分
※徒歩で行くと時間がかかってしまうので、車で行く事をおすすめします!
行事:毎年1月5日の大祭
まとめ
お守りやお札などではなく子牛の焼き物を奉納するという変わった参拝のやり方のこの神社。
昔から地域の人たちから親しまれているのも、多くの人が訪れるのも納得ですよね。
唯一無二の一体と出会うことで、素敵なご縁や祈願が叶うことでしょう^^
また、御朱印も宮司さんが常駐されていないこともありますが、
自分で押印ができるなんでちょっとウキウキしちゃいますよね!
この機会にぜひこちらの神社に足を運んでみてはいかがでしょうか?